第四章 新たなる獲物 4 「んアンッ」 西脇真澄の舌が秘部に触れた瞬間、門田弥生は下半身を震わせて声を漏らしてしまった。 粘っこいディープキスを長時間おこない、乳房もしっかりとこねくりまわされ、もうすっかり身体は臨戦態勢が整っていたのだ。 「弥生さんのエッチなジュース、とっても美味しいわ」 すでにしっとりと濡れているその部分を舐めながら、真澄はあえて相手に恥辱を与える台詞を口にした。 もっともっと羞恥に悶えてもらい、強制的にマゾの本質に目覚めてもらうという作戦である。 すでにその片鱗をみせてきているだけに、成功させることはあまり難しくないだろうと真澄は判断していた。 「こんなに喜んでくれるなんて、よっぽど欲求不満だったのね」 指先で花びらを開くと、サーモンピンクの秘肉がヌラヌラと濡れ光っていた。やはりここも三十代の人妻とは思えないほどである。 色も黒ずんでなければ、形もそれほど崩れてはいない。処女というのはさすがに無理があるが、それでも経験が浅いということは見ただけでもわかるほどだった。 ヒクついている秘穴に真澄が人差し指を近づけていくと、嫌がるどころか喜んで弥生の局部は指を受け入れていく。 あっという間に第二関節まで挿入が完了し、肉路が人差し指をギュウと圧迫してきた。 「指一本で凄い喜びようじゃない。弥生さんって本当は淫乱だったのね」 「ち、違います。こ、これは真澄さんが……」 「私のせいだって言うの? 違うわ。貴女がドスケベなマゾ女だからこんなに感じてしまうのよ」 ニヤリと笑って真澄は人差し指に続いて、中指も美人妻の膣内へと埋めこんでいった。 「うああ、だ、駄目ぇ」 凄まじい衝撃に弥生は大きな声で喘いでしまう。 夫と何度も肌を重ねてきたが、こんな気持ちになってしまうことはなかった。セックスというものは男性だけが気持ちいいもので、女性にとっては子供を授かるための儀式でしかないと思っていた。 それが男性ではなく女性相手のアブノーマルな状況で、全身が痙攣してしまいそうなほど快楽を感じてしまっている。それは弥生にとっても誤魔化しようのない事実だった。 勝手に腰がくねって西脇真澄の指を締めつけてしまい、さらにはもっと奥までほしいと下半身を相手へ向かって突き出してしまう。 「ウフフ。どうやら素直になってきてくれたみたいね。とっても嬉しいわ」 そう言うと真澄はさらに指の本数を増やした。 さほど大きくない弥生の秘穴を三本の指でギチギチに拡げ、ゆっくりと抽送を始める。それだけで美貌の人妻は早くも呼吸を荒くさせ、全身にじっとりと汗を浮かべさせていた。 「さすがに少しキツそうね。でも大丈夫、すぐに慣れるわ」 ただ喘いでいるだけの弥生にそう告げてから、真澄は目の前にある陰茎した舌を伸ばした。 舌先でツンとつついてから、コリコリと左右に転がす。ほとんど力は入れていないが、敏感部への刺激であるだけに、それだけでも十分な破壊力だった。 「ンアア、す、凄い。こ、こんなのォ……!」 ソファの上でグラマーな肢体が跳ねた。夫の淡白の前戯とは違う濃厚なペッティングに頭がクラクラした。 モラルもプライドも急速に失われていき、何も考えれなくなった弥生は人妻としてのたしなみも忘れ、卑猥な声を発すると同時に下腹部を痙攣させてしまったのだった。 「イッちゃったのね。普段の顔もいいけど、エクスタシーを味わっている時の顔も素敵だったわよ」 「い、今のが……イク……ってことなのね……」 「あら? もしかして今までアクメの経験はなかったのかしら」 呟かれた一言に反応した真澄が弥生にそう聞くと、小さな声で肯定の返事が届けられた。 「これだけの体と感度で絶頂経験がなかったなんて、とても信じられないわ。よほど今までの男運が悪かったのね。安心していいわよ。今日からは私が貴女の体の面倒を見てあげるから」 弥生の呼吸が少し落ち着いたところで、真澄は再び肉路に挿入していた三本の指を動かしだした。 「男性と違ってね、女性は何度でも続けてイケるの。今度は連続アクメの悦びを教えてあげるわ」 一度頂点まで達したことで、恥液の分泌量が増していて、三本でもすんなりと抽送できるようになっている。弥生も悲鳴をあげることはなく、ウットリとその指の動きを堪能しているように見えた。 これならいけるかもしれない。そう思った真澄は指の数を四本に増やすことにした。 挿入時はかなりキツキツだったが、もう十分にほぐれている弥生の膣穴は親指以外の全ての指をしっかりと受け入れた。 「うああ、キ、キツい。ア、アソコが壊れちゃうゥ」 今度はさすがに弥生も悲鳴をあげた。 本当に女性器が壊されてしまうのではないかという恐怖が襲ってきて、軽いパニック状態になってしまう。 「心配ないわ、私を信じて」 「ヒイ、ヒイイッ!」 西脇真澄は挿入している四本もの指を抜く気配をまったくみせず、それどころかさらに奥へと指を押しこんできた。 「も、もうやめてェ!」 「仕方ないわね。また気持ちよくなる場所をいじってあげるわ」 真澄が口にした気持ちいい場所というのは、もちろん門田弥生のクリトリスである。 四本の指を動かしながら、口と舌を使ってクリトリスを徹底的に責める。真澄自身も以前加藤育郎に同じ責めをされ、頭がバカになってしまうんじゃないかというほどイカされてしまったので、その威力は誰よりもよくわかっていた。 「そこ責められると、へ、変になっちゃう」 お互いに健全な女性である以上、やはり弥生も即座に反応して腰を浮かせてしまった。 あれほど怖くて痛かった感情がどこか遠くへと吹き飛ばされ、代わりにやってきたのは狂おしいほどの快感。 「エッチなお汁がどんどん溢れてくるわ。なんやかんや言ってもすぐに順応するんだからたいした淫乱だわ」 「そ、そんな。私はい、淫乱なんかじゃ……」 「ここまできてまだそんなことを言っているの。いいわ、私が貴女の正体を暴いてあげる」 膣内への責めをそのままに、真澄はもう片方の手で弥生のムッチリとしたヒップを撫でさすった。 「次はこっちにも私の指をご馳走してあげるわ」 一言だけ口にしたあと、相手の同意を得ることなく無造作に人差し指を挿入していく。 女性器での経験も未熟だった弥生に肛門性交の経験などあるわけもなく、入口はピッチリと閉じられていた。 これは苦労しそうだなと思った真澄だったが、予想に反してわりとスムーズに人差し指の根元まで挿入が完成した。 「驚いたアナルの素質もバッチリじゃない。まさにマゾ奴隷になるべくして生まれてきた体ね」 弥生に反論する暇さえ与えず、真澄は膣内とアナルを交互に責める。 「ほらほら。気持ちよくてたまらないんでしょう。オマ×コもアナルもキュッキュッと締まってきてるわよ」 「本当にお願いだから、もうやめてェ! 狂っちゃう。頭がおかしくなっちゃうゥ」 「構わないわ。もっと乱れるの。それが門田弥生の本当の姿なんだから」 「うあ、あ、ああ――ッ!」 散々火照らされてきた肉体が我慢なんてできるわけもなく、なんの抵抗もできないまま弥生は再びオルガズムへの階段を全速力で駆け上っていく。 瞼の裏に眩い閃光がはしり、豊乳をブルンブルン揺らしながら、弥生は気品の欠片もない無様な本気顔を晒してしまうのだった。 |