第二章 幕開けの復讐劇

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 ようやく会議室へと戻ってきた一行。
 散々裸身を見られ、後ろ指を差されたゆい子と春香は、全身緊張と恥辱の汗でビッショリとなっていた。
「何人もの社員に見られてしまったわね。これで貴女たちは社内の有名人よ。おめでとう」
 心底楽しそうに真澄は拍手までしてみせる。
「特に誰かさんは十分喜んでくれたみたいね」
 真澄の両目がギラリと光る。
 この言葉にドキリとした様子を見せたのは増田ゆい子だった。
 全裸の女子社員は互いに極限の羞恥の名残から顔を紅潮させ、両膝をガクガクさせていたが、肝心の反応が違っていた。
 涙を流して鼻をすすっている春香に対して、ゆい子は瞳を潤ませてはいるが、口では荒い呼吸を繰り返していたのである。
 ゆい子は明らかに興奮しており、真澄はそれを見逃さなかった。彼女に近づくとおもむろに指を伸ばす。

「さすが自らパイパンにするような変態女ね。オマ×コが濡れてるわよ」
 これにはさすがに少し否定したそうなゆい子だったが、入口をまさぐっていた真澄の中指が秘穴に侵入すると、途端に眉をしかめて言葉を失ってしまった。
「感度もいいわね。ビラビラも結構はみだしてるし、もしかしたら本当にヤリマンだったのかしら」
 真澄の指が膣壁を隅々まで掻き起こすたびに「アフン、ウフン」という喘ぎがゆい子の鼻先から漏れてくる。
 いくら親友といっても、こういう声を聞くのは初めてだったのだろう。春香も俯かせていた顔を上げ、恥ずかしそうな、興味ありそうな目でゆい子を見つめていた。
「Gスポットはこのへんかしら」
「アッ、アア」
 どうやら大当たりだったらしく、今まで以上に激しく巨乳社員の太腿が震える。声も大きくなってきて、目元は蕩けてしまいそうになっていた。
「イキたいのね。でも駄目よ」
 そう言うと真澄はゆい子の肉路から指を引き抜いてしまった。
「当初の目的は貴女をイカせることではなかったでしょう」
 微かに不満そうなゆい子をそのまま放置して、今度は春香に近づいていく真澄。
「このデスクに座りなさい」
 会議室の入口と丁度向かい合う位置にあった長机に春香を座らせ、陰毛を剃りやすいように大きく足を開かせる。するとこちらもまた、なかなかに使いこんでそうな赤貝がパックリとその姿を現してきた。
「あら。貴女も少し濡れてるじゃない。友人のイヤらしい声を聞いて感じてしまったのかしら」
「そ、それはぁ……」
「まぁ、いいわ。早速始めるからゆい子もこちらへ来なさい」
 更衣室から持ってきたバッグを開け、シェーバーなどを取り出しながら、身体を火照らされたことでひとりボケッとしていた巨乳社員を呼び寄せる。
 と、ここで真澄は何かを思いついたように、突然春香たちの側を離れた。
「肝心な前準備を忘れていたわ」
 不審がる二人の前でニコリと微笑んだ真澄は、いきなり会議室のドアを開け放った。
「――キャアァ」
 ドアに女性器を見せつけるような格好だっただけに、廊下からは春香の大事な部分が丸見えである。もちろん、その側で待機するように言われていた増田ゆい子のヌードも拝むことができた。
 幸いにして、今現在廊下に人はいなかったが、これでは誰かが通りかかれば見放題状態である。
「もうすでに裸を見られているんだから、今さら恥ずかしがらなくてもいいじゃない。社内の男どもに春香の剃毛ショウを見せてあげましょう」
 まさに鬼か悪魔の台詞だった。
 慈悲の心をなくしてしまった真澄は開けたドアを閉めることなく、二人のところまで戻っていく。
「さあ、始めるわよ」

 真澄が陰毛にクリームを塗り始めると、再び春香が短い悲鳴を発した。隣にいるゆい子も緊張した面持ちで身を硬くさせている。
 理由はすぐにわかった。背後にある入口付近から人の気配がするのだ。恐らくギャラリーができたのだろう。
 であれば人が人を呼び、会議室前の廊下はすぐに大盛況となるはずである。この二人は大勢の社員が見ているなかで恥を晒すことになるのだ。
 真澄はそのシーンを想像しただけで笑いが止まらなかった。極度の羞恥で許しも請えなくなっている春香の陰毛すべてにクリームをつけ終えた真澄は、廊下から室内を覗きこんでいるギャラリーたちにもはっきりと聞こえるほどの声で宣言する。
「中島春香の剃毛ショウのスタートよ」
 どよめきと歓声が会議室の中にまで届いてくる。わざわざ後方を確認しなくても、それだけで十分すぎる数のギャラリーが集まっていることがわかった。
 恐怖で涙を流している春香の密林地帯へ、いよいよ真澄がシェーバーを送りこむ。
 ザクリとした確かな手応えが伝わり、一部分が苦もなく刈り取られる。
「ああ……」
 剃られていることが自分でもわかるのだろう。春香は絶望に顔を歪め、諦めの声を発していた。
「背中にギャラリーたちの食いつくような視線を感じるわ。ウフフ。向かい合うような格好になっている貴女なら、目を血走らせて興奮しきっている彼らの顔が見えるんじゃない?」
「そんな恥ずかしいこと言わないでくださいよぉ。もうこれ以上苛めないでぇ」
「あら、そう。でも貴女のお友達はとても喜んでいるみたいよ」
 真澄が視線を向けた先には、ギャラリー以上に春香の局部を凝視して、涎を垂らさんばかりに顔をポーッとさせているゆい子がいた。
 春香と同じく全裸を複数の他人に見られているが、本人は恥ずかしさを感じている様子は微塵もない。完全に自分の世界へと入りこんでいるようだった。
「変態女の本領発揮というところかしらね。エッチな部分が疼いて仕方ないんでしょう? いいのよ。この場でオナニーをしても」
「あ、ああ……」
 真澄の言葉に誘われるまま、ゆい子の右手がツルツルの秘部へと伸びていく。その部分はすでにジットリと濡れていて、指先に生温かな感触が伝わってくる。
「ゆ、ゆい子ぉ……」
 本当に自慰行為をスタートさせてしまった親友を、春香は信じられないような目で見つめていた。付き合いも長かったので、彼女に多少のマゾ属性があるのはわかっていたが、まさかここまでとは思ってもいなかった。
 廊下にずらりといる男性社員の視線を浴びながら、ウットリとしているゆい子を見ていると、なにやら春香のほうまで変な気分になってきてしまう。
「ウフフ。親友に影響されてしまったのかしら。春香……貴女のオマ×コも濡れてきたわよ」
 状態をすかさず真澄に見破られ、春香の頬がより赤く染まる。
「そ、そんなことないですぅ」
「うそおっしゃい。ならクリームとは全然違う、このヌルヌルとした液体はなんなのかしら」
「それはぁ……」
 返すべき言葉が見つからず、口ごもってしまう春香。図星をつかれ、さらに証拠も示されている。弁解を継続させることは難しかった。
 それになにより自分の状態は自分が一番よくわかっているのだ。これだけの羞恥を味わわされているというのに、カーッと全身が熱くなり、股間がどうにもムズムズする。
 そしてトドメは欲望を全開にしているゆい子のオナニーである。すぐ側にいる春香が放たれている淫猥な空気に感化されてしまうのも当然のことだった。
 シェーバーが敏感な部分に触れてくるたび、思わず身体をビクリとさせてしまう。
「あんまり暴れると大事なトコが切れてしまうわよ」
 真澄の一言に恐怖を呼び起こされ、なんとか我慢しようと春香は自らの唇を噛む。
 それにしても凄まじい恥辱だった。足を極限まで開かされ、完全露出している陰部から恥毛が剃られていく過程を、多数の男性社員に公開されている。
 そのなかには春香が知っている顔も当然いくつかあった。狂ったように泣き喚き、いっそのこと自害してしまいたいような気分だった。
 しかし何故か身体は際限なく熱くなってくる。まるで体だけが見られていることを喜んでいるようだった。
「愛液流すの少し我慢してくれないかしら。奥からどんどん溢れてきて、剃りづらいったらないわ」
 一旦シェーバーを春香の柔肌から離した真澄がクスリと笑った。
 当の春香は違うとばかりに顔をそらすものの、その両目はとろんと溶けそうになっている。
 最初から素質を見せていて、隣で自慰行為中の増田ゆい子はともかく、春香もこういった性癖の持ち主であるとは予想外だった。
 剃毛を再会してシェーバーを動かすたびに「アアン、イヤン」と春香から甘い声が漏れてくる。
 さらにはオナニー中のゆい子も控えめな喘ぎではなく、大音量で媚声を発するようになっていた。
 二人とも男性社員に目撃されていることなどお構いなしである。いや、もしかしたら見られているということが、興奮の材料になっているのかもしれない。それだけゆい子と春香の痴態はグレードアップしてきていた。
 これにたまらないのは見物している男たちのほうである。すでに大多数の社員が股間に張っているテントを悟られないように、前かがみの体勢になっていた。
 やがて真澄が中島春香の陰毛をすべて剃り終える。
 微妙な刺激を与えられ続けていた春香はグッタリとしていて、足を閉じようともせずに肩で息をしていた。
「綺麗になったじゃない。ほら、生まれたままのオマ×コを皆に見てもらいなさい」
 真澄がクリームをタオルで拭き取ると、すぐに少女のようなツルツルの女性器が会議室内で披露された。
 この瞬間を待っていた男性社員のみならず、ゆい子までもがオナニーを中断し、その部分に見とれていた。
「もっともだいぶ使いこんでいるみたいだから、生まれた時よりは形が崩れてしまっているけどね」
 そう言って真澄は春香の秘唇に手を伸ばしていく。
「ああ……」
 春香の口から悲しみの声が漏れ、パックリと開いた女性器に廊下で見ている男たちは歓声をあげたのだった。

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